決め手はあらゆるデバイスから操作できることでした!
四季彩舎
東京都中央区の四季彩舎は、1996年に創業されて以降、個性溢れる作品を世に届けてきました。個展や企画展も定期的に開催しながら、アーティストとともに成長を続けています。
ArtXCloudの導入により「1時間の作業が10分程度になった」と語るのは、四季彩舎を運営する石井信様と石井聡子様。ArtXCloud導入の経緯や具体的な成果について伺いました。

独自性を大切に、ワクワクする空間を創造
- はじめに、四季彩舎の特徴について教えてください。
当ギャラリーでは、20代の若手作家から、同年代の中堅作家を中心として展示しています。
大切にしているのは、作家さんの「独自性」です。作品を見て「この作家さんだな」と一目でお客様に分かってもらえるような、オリジナリティのある作家さんの作品を取り扱っています。
- ギャラリーとして重視されていることは?
作品を観たときに「この作品を見るとワクワクする!」というような期待感を抱いてもらうことです。展示の仕方やアーティストの選出といった一つひとつの作業において、「いかにお客様をワクワクさせられるか」を意識しています。

決め手は「あらゆるデバイスから操作できる」こと
- ArtXCloudの導入前、どのような課題がありましたか?
元々は、FileMaker(ファイルメーカー)を使って自分たちで作品管理をしていました。
テンプレートから必要な機能を選んでカスタマイズするものでしたが、専門知識がないと使いこなすのが難しくて悩んでいました。
- そんな中、ArtXCloudを導入した決め手を教えてください。
パソコンやスマホ、iPadといったあらゆるデバイスで使えるので、簡単にデータを更新できる点です。直感的に使用できそうなデザイン性や操作性にも惹かれましたね。
- 現在、どのくらいの頻度で使っていますか?
毎日使っています。リストやカタログを作成したり、請求書を発行したり、展覧会に合わせて掲載する作品を変えたり。何かしらArtXCloudを使う場面があります。

お客様対応がArtXCloudひとつで完結!
- 率直に便利だと思った点を教えてください。
一人ひとりの顧客情報が一元化されて、知りたいデータをすぐに確認できることです。
例えば「お客様がどの作品を購入したか」がリストで表示されるので、別画面を開いてチェックする負担がかかりません。そのリストを活用すれば営業活動にも役立つと思います。
- ArtXCloud導入により、業務がどのくらい効率化されましたか?
「作品のリストを送ってほしい」とお客様からご依頼をいただいたときに、リストの作成からダウンロード、送信まで、一連の作業が全部ArtXCloudでできます。
同じ作業がパソコンだと1時間かかることもありましたが、今では10分程度に短縮されました。
- 他にもArtXCloudによる変化があればお聞かせください。
スマホやタブレットから操作できるので、場所を選ばずに仕事ができるようになったのが嬉しいです。例えば、私は通勤時間が片道1時間なので、やろうと思えば往復2時間を仕事に充てられるわけです。
- 仕事のために使える時間が増えたということですね。
はい。四季彩舎以外の場所で展覧会を開くこともあるんです。
そういったときに、外出先からお客様対応ができるので、戻ってくるための移動時間も節約できています。

新規のお客様が増加!対面でサポートしてもらえる安心感
- お客様への対応速度は変わりましたか?
レスポンスが早くなって、お待たせすることが少なくなりました。
お客様の気持ちが乗っている間にお返事ができるので、「じゃあ明日にでも」とスムーズに話が進むようになりました。ArtXCloudを導入してから、新規のお客様が増えたと思います。
- ArtXCloud導入による、気持ちの面での変化はありますか?
「作業することの精神的な負担」が軽くなったように感じます。オンラインであれば立ち上げの時間がかからず、タイムロスがないからでしょうか。
仕事にすぐ取りかかれるので、タスクを溜めることがなくなりました。タスクって溜まれば溜まるほど気が重くなって、後回しにしたくなりますからね。
- 使っている中で、難しさは感じませんか?
使い方が分からないことはありますが、問い合わせると電話やメールですぐにサポートしてもらえるので助かっています。
それに、Zoomなどで顔の見えるやり取りをしてもらえるので、それが安心につながっていて、「一緒に成長できている」という感覚があります。

ギャラリーだけでなくコレクターにも最適
- ArtXCloudに今後期待したいことがあれば、お聞かせください。
欲を言うと、スマホでもっと操作しやすく画面が見やすくなったり、キャプションがさらに見やすくなったりすると嬉しいです。
- ArtXCloudをどのような方々に勧めたいですか?
同業者であるギャラリーだけでなく、コレクターさんにもおすすめできます。
というのも、「購入した作品がどこにいったか分からない」「箱と中身が一致しない」というように、管理面での悩みをお客様からお聞きすることが多いんです。
- 最後に、今後のギャラリー運営について一言お願いします。
アーティスト育成やプロモーション活動を通して、作家さんの成長をご支援したいです。
例えば、当ギャラリーは2021年から「TOKYO CONTEMPORARY KYOBASHI」と銘打った、現代アートを発信するプロジェクトを進めています。今後も、アートの裾野を広げるための挑戦を続けながら、幅広い方々に作品を楽しんでもらえる機会を作りたいと思っています。
