紙保存→データ保存で業務効率化!情報を一括管理する「アーカイブ」として助けに

Marco Gallery

大阪市心斎橋にあるMarco Galleryは「クロスオーバー」をコンセプトに分野の境界を超えた空間を創出しています。

2020年1月のオープン以降、アーティストとともに成長を続けてきた同ギャラリーは、プライスリスト作成や作品管理を効率化するためにArtXCloudを導入しました。使用開始から約1年半が経った今、具体的な成果についてアシスタントの磨田さんに伺いました。

展示会の世界観に合わせ壁を塗り替えることも

――早速ですがMarco Gallery様の特徴についてお聞かせください。

当ギャラリーは「クロスオーバー」をコンセプトにしたコマーシャルギャラリーで、アート以外に雑貨や服も販売しています。

洋服好きの人が服を買いに来たのに、気が付いたらアート作品を買っていた。逆にアート作品を見に来たのに服を購入していた。そんなふうに、アートを起点に人が行き交うような空間であることが特徴です。

――ギャラリーとして重視していることは何ですか?

アシスタントである私の視点から感じるのは「アーティストファースト」であることです。

当ギャラリーのディレクターは元々アート業界の出身ではなく、友人であるアーティストさんたちの展示場所を作りたいという思いからスタートしたと聞いています。だからこそ、アーティストさん目線で空間をつくる意識が強いのだと思います。

――「アーティストファースト」に関するエピソードなど伺えますか。

展覧会ごとにアーティストさんの声を伺ったうえで、壁を塗り替えたり、時には床に砂利を敷いたりすることもあります。私が入社してから印象的だった事例を挙げると、アステカ神話をモチーフとした、トウモロコシを剥く機械 “CHICOMECOATL”という作品を制作したアーティストがいて、その世界観に合わせて白壁を緑と赤に塗ったことがありました。

以前まではExcelで書類を作成し紙ベースで保管

――ArtXCloudの導入前、どのようなお悩みがありましたか?

プライスリストや作品証明書を作るのに時間がかかり悩んでいました。

量にもよりますが、プライスリストの作成だけでも2~3時間はかかっていたと思います。

――書類はどのようなツールで作成していたのですか?

主にExcelですね。作品画像をExcelにいれてサイズや位置などを調整するのって結構手間で……。「うまくいかないね」なんて声もよく出ていました。

――元々の書類の管理方法は?

紙に印刷したものを綴じて保管していました。それで言うと、「以前の展示のときの値段はいくらだったっけ?」などとちょっと過去のことを調べたいときでも探すのが大変だったりして……。作品管理全体が煩雑化していたので、そもそもの保存方法を見直す必要があるのかなと思っていました。

ArtXCloudをデータのアーカイブとして活用

――現在、ArtXCloudの使用頻度はどのくらいでしょうか?

作品に関するお問い合わせが増えているので、過去のデータを確認するためにほぼ毎日ログインしています。作品登録は展覧会ごとにしているので月に1回です。

――プライスリストの作成についてArtXCloud導入後に変化はありますか?

はい。CSVファイルで一括登録できるので、2~3時間かかっていた作業が今は1時間ほどで完了しています。

問い合わせへの対応スピードも変わりました。以前までは過去の情報を見つけられずアーティストさんに直接確認することもあったのですが、今はすぐに必要な情報を引っ張ってこれるので作業数そのものが減っています。

――お気に入りの機能などあれば伺えますか。

扱っている作品数が多いのでソート機能が便利です。アーティストさんの名前をいれるだけで作品や金額が表示できますし、画像データもクラウド上に保存すれば必要なときにダウンロードして使えるのが良いですね。バラバラに管理していたデータを集約する「アーカイブ」として役立っています。

――副次的な効果がもしあれば教えてください。

事務作業が短縮できたので、他の業務に時間を割けるようになりました。具体的には、当ギャラリーは3階が自分たちで企画するスペースなのですが、その進行のための時間が作れるようになったのはArtXCloudの影響が大きいです。

少数運営で作品数が多いギャラリーにもおすすめです

――ArtXCloudをどういったギャラリーにおすすめできますか?

当ギャラリーのように、少数で運営しているけど作品数が多いギャラリーさんですね。扱っている作品数が多いほど効果が大きいかもしれません。

――最後に、ギャラリーとしての今後の展望について一言お願いします。

当ギャラリーは創業時からお付き合いのあるアーティストさんが多くて、人ありきで成長してきたと言っても過言ではありません。

アーティストさんの紹介で新たなアーティストさんとの出会いが生まれる。そうやって人のつながりやご縁の中で今日まで走ってくることができました。アーティストさんも含めひとつのチームとして、これからも長く運営していきたいです。

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