【カタログ制作も自分たちで】 ArtXCloudの一元管理で業務効率アップ!メール配信も新たにスタート

Wa.gallery

大阪・心斎橋にあるWa.galleryは、「空間とアニミズム」をコンセプトに、日本人ならではの感性を現代に表現するコンテンポラリーギャラリーです。

少人数体制で展覧会運営から顧客対応までこなす中、業務効率化のためにArtXCloudを導入いただきました。今回は、導入後に得られた成果と今後のArtXCloudへの期待について伺いました。

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伝統と現代の融合で生まれる独自の展示空間

――まず、ギャラリーの特徴やコンセプトについてお聞かせください。

Wa.galleryは2020年11月、作家・ハタノワタル氏を迎え開廊しました。 当初は骨董を扱っていましたが、2023年頃から本格的に現代作家との展覧会を企画・開催しています。

私たちが大切にしているのは、日本人の空間把握能力と、自然へのまなざし――。 「空間とアニミズム」というコンセプトのもと、和紙を壁全面に貼るなど、日本の伝統的な要素を活かして空間と作品の調和を重視し、素材にもこだわった作品を選んでいます。

――現在の運営体制について教えてください。

ギャラリー開設から間もないため、常勤は私を含めて2名で運営しています。フェアの開催時期など繁忙期には、スポットで協力を得ていますが、普段は効率化のためのツール導入を積極的に進めています。特に在庫管理と問い合わせ対応において、クラウドで共有できるデータの重要性を感じていました。

ArtXCloud導入による業務変革―効率的なカタログ作成と顧客コミュニケーションの実現

――全体的な業務効率への影響はいかがですか?

複数の管理業務を一元化できたことが大きいです。在庫管理は他のアプリケーション、顧客管理はExcel、印刷物はデザイナーなど、複数のサービスで管理していましたが、ArtXCloudで一元化できたことで作業効率が上がりました。登録した作品データはクラウド上でいつでも確認できるので、外出先でも作品情報や在庫の有無など必要な情報を確認できるようになりました。コストパフォーマンスも高く評価しています。

――ArtXCloud導入前後で、業務フローはどのように変化しましたか?

導入前は、まず作品情報をまとめて、そこから社内のデザイナーに依頼し完成を待つという流れで、時間もコストもかかっていました。また、顧客管理や在庫管理も別々のツールを使用しており、情報の一元化ができていない状況でした。

現在は私ともう一人のスタッフが手が空いた際に、その場でカタログを作成できるようになり、月に約10件のカタログを作成することもあります。顧客からの問い合わせがあった際も、すぐにカタログを作成して迅速に対応できるようになったため、骨董業務を希望していたスタッフはその業務に専念できるようになりました。

――メール配信機能の活用状況はいかがですか?

メールマガジンは長期的な効果に期待して取り組んでいます。とくに継続して情報を送ることの意味は大きいと感じています。展覧会の告知を1ヶ月前、3日前、開始後の計3回送信することで、顧客の皆様の記憶に留まり、長期的な信頼関係の構築に繋がっていると実感しています。ArtXCloud導入前は行っていなかった取り組みですので、お客様への新たなアプローチ方法として活用しています。

少数精鋭ギャラリーから骨董業界まで、幅広い「一点もの」取扱業者への可能性

――どのようなギャラリーにArtXCloudをおすすめできますか?

工芸ギャラリーのように取扱点数が多いギャラリーはもちろん、少人数で運営されている当ギャラリーにとっても、特に効果が高いと考えています。

また、骨董業界には独自の取引慣習が存在するため、現状のArtXCloudとは異なる特別な機能を持つ管理ツールがあれば非常に需要が高いと考えています。

このような業界特有のニーズに対応できれば、ArtXCloudの技術をベースにした新しいソリューションが生まれる可能性があると思います。私自身も骨董業界からスタートしているため、その橋渡し役になれればと考えています。

――最後に、今後のArtXCloudに期待することはありますか?

ArtXCloudのようなツールを活用することで、少人数でも質の高いギャラリー運営が実現できていますが、将来的にはiPad一つでArtXCloudの全機能を利用できるようになるといいですね。これからもテクノロジーの力を借りながら、日本の伝統的な美意識を大切にした空間と作品の調和を追求し、来廊者に特別な体験を提供していきたいです。

藤井桃子 2024   「遥々」 

material:稲藁

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